地熱発電

地熱がエネルギーになるのはなぜ？

地球の内部から出てくる熱を使って電気を作る方法を教えるね。 まず、深い井戸を掘って地下の熱い水や蒸気を取り出すんだ。それを熱いままで地上に送るんだ。 そして、その水蒸気を（風車）タービンという機械に入れて、タービンの回転力で発電機を動かすんだ。すると、発電機が回ることで電気が作られるんだよ。 電気をつくり終わった後、冷えた水や使用済みの水蒸気は土の中に戻されて、また加熱されるサイクルが繰り返されるんだ。これによって、地球の内部からの熱エネルギーをずっと利用することができるんだ。

地熱発電の良いところと宿題

地熱発電の良いところは、まず再生可能なエネルギーということなんだ。地球の中にはこれからずっとなくならない熱エネルギーがあるんだよ。それに、地熱発電はほとんど温室効果ガス（Co2など）を出さないから、空気を汚さず地球に優しいんだ。 でも地熱発電には宿題もあるんだ。効率的な発電をするには、地上から熱い岩が溶けたマグマのある場所まで土を掘って利用する仕組みをつくる必要があるんだけど、そういう場所は地球上ではあまり見つからないんだ。 それに、地熱発電所を作るにはお金がたくさん必要で、難しい技術も必要だから、まだそんなに数は多くないんだよ。