風がエネルギーに変わるのはなぜ?
高い空を流れる強い風を、大きな羽(ブレード)に当ると、ぐるぐると回転をはじめるよ。その回転は発電機と繋がっていて、その中にあるモーターを回すことで電気をつくることができるんだ。 自転車に付いているライトは、タイヤが回る力で明るくなるよね。その方法と同じことなんだ。 ロータとその後ろにあるナセルはつながっていて、ロータの回転はナセルに伝わっていくんだ。 風は高いところの方が強く吹いていて、その力を利用したいから、風力発電の大きな羽の位置は、高さは100m以上!それは25階建てのビルに相当するくらいの高さなんだよ。 また、羽の回る直径はなんと70m以上!そんな大きな羽を動かすぐらい風の力って大きなものなんだよ。
風力発電ってどれぐらいの
電気をつくれるの?
風力発電でつくれる電気の量は、風を受け止める羽の大きさや、風車が回るスピードなどによって変わってくるよ。 ひとつの風車でつくれる電気の量は一年で300万kWh程度と言われています。これは普通の家の800~1000件で使用する電力の量です。 石油やガスなどを使わず、風の力だけでクリーンな電気を作り出せる風力発電は、これからもっと世界中でつくられることは間違いないんだよ